入退院連携シートの有効性の可否について
宇都宮市内の事業所の皆様へ
栃木県看護協会、医療社会事業協会、当協会が栃木県委託事業として作成し、研修会等を行っております
「入退院共通連携シート(在宅・施設→医療機関)」について、国の示す内容が具備されていないので、加算は算定できないという誤った情報が流れており7月17日に 3団体の書式開発ワーキングメンバーと、宇都宮市保健福祉総務課、地域包括ケア推進室の職員と意見交換を実施しました。
宇都宮市作成集団指導においては
2 介護報酬 入院時情報連携加算
○ 必要な情報の提供に際し,独自の様式を用いており,国の示す新様式例における内容が 備えられていない。 ⇒ 新様式例を参考にし,必要な情報を得てください。 (介護報酬の解釈1 単位数表編 P718参照)
の内容で説明をしたが、
「独自様式」という表現は3団体版の「入退院共通連携シート(在宅・施設→医療機関)」を指すものではなく、あくまで其々の事業所にて作成された「不十分なシート」を指すものであると考えている。3団体版のもので必要な情報は具備されており加算は算定できる。との回答がありました。
ただし、3日以内、7日以内と日数により加算額が違うことからシートまたは、支援経過に入院日を記入してくださいとのことです。
また、地域包括ケア推進室作成の「医療・介護の連携に向けた在宅療養に係る退院支援支援手順書」平成28年6月発行
については現在改訂作業を進めており、現場にお示しするまでに「入退院共通連携シート(在宅・施設→医療機関)」の新バージョンが間に合えば手順書に引き続き掲載し、活用していく旨の説明がありました。
結論
「入退院共通連携シート(在宅・施設→医療機関)」にて入院時情報連携加算の算定可能(ただし入院日もわかるように)する。国の新様式でも可能。
↑いずれにしても、必要な情報が記載されていることが条件となります。
※ 3団体でも秋ごろを目途に、「入退院共通連携シート(在宅・施設→医療機関)」の新バージョンを作成しホームページにアップするとともに、合同研修会等を企画して行く予定です。